【こんなに違う!】認知症の初期症状、物忘れの特徴とは?

毎日の介護、お疲れ様です。

認知症の代表的な初期症状として、物忘れから始まると言われていますが、
もうすでに一般常識として浸透しているように思えますね。

でも物忘れは年齢を重ねてくると、よく起こることでもあります。
あれ?この前行った定食屋の名前なんだったかな?よく行っていたのになぁ。
あそこの生姜焼きが食べたい。でも思い出せない。
喉の奥まで来ているのに、もう一歩で思い出せない。悔しい!

こんな経験はあなたも思い当たることがあると思います。
生姜焼きではないかも知れませんが。
では、認知症の物忘れを考えてみましょう。

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ご両親や、ご親族でこのような事は気になりませんか?

・同じことを何度も繰り返し言ったり、聞いたりする

・しまい忘れや置き忘れが目立つ

・物がないと気づいたときに、誰かに取られたと言い出す

・ガス栓や蛇口の閉め忘れが多くなった

・買い物に行った時、お金の出し方がわからない

・何か記憶が抜け落ちたようなことがある

・表情が硬くなったように見える

もし心当たりがある場合、認知症の初期段階に入っているかも知れません。
今回は認知症の初期症状である物忘れとはどのようなものなのか、
見分ける方法をお伝えします。

この記事により、あなたは認知症かも知れないと思った時に、
物忘れの違いを見分けることが出来、慌てることがなくなります。
それでは一緒に見ていきましょう。

認知症の症状、物忘れの特徴

年齢による物忘れと認知症を比べてみましょう。
最初に年齢による物忘れです。

①年齢による物忘れの場合

・お昼に食べたメニューを思い出せない。
・なくしたものを自分で見つけようと努力する
・物忘れにより、日頃の生活に支障をきたすことはない

このような事が、年齢とともにゆっくりと進んでいきます。
本人も自分で物忘れをしていることがわかっていて、そのことに対処することができます。

冒頭でお伝えした定食屋の話がそうです。この前まで覚えていたのに思い出せない。
悔しい。なんとか思い出そうとする。
近くの場所とか何かヒントになりそうな事を探します。

年齢による物忘れは、忘れた事をなんとか思い出そうと努力する、
ある意味、心の葛藤があります。経験がある方なら、この葛藤はよくわかりますよね。
年齢を重ねるごとに物忘れが多くなる一般的な状態です。

②認知症の記憶障害の場合

・食べたこと自体を忘れる
・物忘れの自覚がない。盗まれたなど、人のせいにする
・日頃の生活を送るために誰かの助けが必要となる

こう見ると、年齢による物忘れとはだいぶ違うのがわかります。
認知症のもの忘れは、記憶の一部分がぽっかりと抜け落ちたような状態、
というのがわかります。そして、このような事が短期間で多くなっていくのです。

年齢による物忘れでお伝えした、心の葛藤がないのも特徴です。
そもそも食べたこと自体を忘れているので、さっき食べたかどうか?という
考え自体が起こりません。

その為、非常にあっけらかんと、または怒りながら、
「いつ夕ご飯になるの?」と言ってきます。

言われた方は何を言っているんだろうと思いますが、
言い方やその状態から認知症の物忘れではないか?と読み取ることができます。

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認知症の物忘れ、記憶障害の3つの特徴

このぽっかりと抜け落ちた記憶が特徴の物忘れ。
医学の専門用語では記憶障害と言います。
認知症の記憶障害には大きな特徴が3つあります。

①記銘力(きめいりょく)低下

記銘力とは、なかなか聞かない言葉ですね。
私たちが使っている記憶力とは、過去のことを覚えている能力の事を言っています。
1年前に行った定食屋のことは記憶力です。

記銘力は、近い過去に見たり聞いたりしたことを覚える能力のことを言います。

私がお会いする中で、「外の天気はどう?」と聞いた後、10秒もしない間に、
「外の天気はどう?」と聞いてくる方がいます。ご本人は、全く悪気もないし、
言ったこと自体忘れています。これは記銘力が低下した為に起こっています。

この今さっきのことを覚える力が記銘力です。ここが認知症では衰えます。

②全体記憶の障害

昨夜の夕食は何でしたか?

う〜ん、なんだったかな。。。

もしかしたら、なかなか思い出せないかも知れませんね。いいんですよ。私もそうです。
夕食をとったことを覚えていても何を食べたかメニューを思い出せないという経験は、
誰にでもあります。認知症の人は夕食をとったこと自体、体験したこと自体を
忘れてしまいます。これが全体記憶の障害です。

その場では適当に対応できていても、少し時間が経つと食事を食べたことを、
全てを丸ごと忘れてしまうのです。そのため食事をしたすぐあとに、
ごはんはまだ?と言ったりします。
食べた記憶がそっくりそのまま抜け落ちてしまうのです。

③記憶の逆行性喪失

これは現在から過去に向かって、新しい記憶から順々と失われていく、
というものです。

例えば、息子や娘がいることは覚えています。認知症の方が20代、30代であり、
息子が小学校だった時に、一緒に遊んだことや学校で1番背が高かったなど、
当時の思い出などしっかり覚えています。

しかし、目の前にいる男性や女性が、自分の息子や娘であるということが繋がりません。
息子や娘からすると自分のことが忘れられ、悲しい気持ちになりますね。
ですが、現在の記憶が失われている中、認知症の人が見ている時代や世界を知り、
その世界を受け入れることが大切です。

記銘力、全体記憶の障害、記憶の逆行性喪失と、なかなか聞き慣れない言葉ですが、
近い出来事を忘れる、全て丸ごと忘れる、新しい記憶から失われるという特徴は
覚えておいてください。

まとめ

いかがでしょうか?

認知症の物忘れ、記憶障害について、一緒に見てきました。

「さっきも聞いたでしょう」といっても、本人は質問したことを何も覚えていません。
本人にとっては、天気の事を聞くのは今日初めてなのです。大事なことは、
記憶に無いことは、その人にとって起こっていない事、事実では無いということです。

ここで覚えて頂きたい事は、思いがけずに夕食のこと、財布のことなど言われて、
「さっきも言ったでしょう!」と怒ったり、「どうしちゃったの?!」などと、
責め立てたりするのは意味がないという事です。

全く無意味であるとともに、我が強くなってしまう、
そこで受けた悪い感情が残っていくなど、認知症の症状を引き起こす原因になります。
見ている世界が違うという事を知ることが、認知症の人を理解する上で、とても大事です。

もし思い当たることが起こった場合、まずかかりつけ医に相談し、
早めに専門医を受診しましょう。
認知症の原因となっている病気によっては、症状を軽減させることができます。
認知症とわかることで、周りの人が何をすれば良いのかわかりますし、
日頃の行動を受け入れられるようになります。

かかりつけ医、専門医についてはこちらで記事にしています。
まずここから、認知症の正しい情報を集めて相談する

【追伸】

紹介した認知症の症状へのリンクです。
こちらも合わせて、お読みになることをお薦めします。

我が強くなってしまう

悪い感情が残っていく

【追伸その2】

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