認知症の人の気持ち、あなたへの感情は残ります

今日の介護、お疲れさまです。

今回のテーマである認知症の人の感情ですが、
認知症の症状の中の知識でも、とても大切です。

この事を知っているか、知らないかで、
介護者と認知症の人との関係作りが、
より良くなるか、悪化の一途になってしまうか、
決まってしまうといっても言い過ぎではないのです。

あなたは、このようなことに
思い当たるところはありますか?

「そんな汚れている服は着ないで!」とか、
「後ろと前が反対でしょ!」とか。

言っても言っても同じことをするので、
また言うと、言い争いの繰り返し。

その内に、実の子供なのに、
認知症の人はその人の顔を見ると、
すぐに不機嫌になってしまった。

そうですか、思い当たるふしがありますか。
でも大丈夫です。
大抵の方はやってしまっていますから。

今日、あなたはこの記事を読むことで、
その言い争いを終えることが出来ます。

では認知症介護の大事な知識、
認知症の人の気持ちの大きな要素、
感情が残っていく話をお伝えします。

それでは一緒に見ていきましょう。
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認知症の人の気持ち、抱いた感情は残ります

認知症の人は起こったことの内容は忘れてしまっても、
そのとき抱いた感情は長く残ります

認知症は言語や環境などを記憶することは衰えていますが、
その時に感じた感情や感覚が鋭くなっているのか、
長い間、残っていくのです。

それはまるで感情というカメラを通して残っている
ネガフィルムのようなものです。

この感情が残っていることを
専門用語では感情残像の法則と言います。
例えば、冒頭でお伝えしたような
着ている服のことで言い争いになったとします。
「いつまでその服着ているの!」とか、
「後ろと前が反対でしょ!」とかですね。

認知症の人は、その時に言われた事や言い争ったことは、
忘れてしまいます。でもその時に言われた事で持った感情、
気持ちは残っていくのです。

この服のことを言われた場合は、
せっかく好きで着ている服にケチをつけらた訳ですから、
責められたイヤな気持ちとか、いきなり叱られて怖かったとか、
怒られた時のネガティブな気持ちですね。

その出来事は忘れたのに、その言い争いをした人を見ると、
それだけで責められた時のイヤな感情から、

「この人は私に嫌な事をする人だ」
「私を怖がらせる人だ」
「私のことをいじめる人だ」

という感覚が生まれてきます。
そして、2人の関係はどんどん悪くなってしまい、
もう顔を見ただけで怒り出す、どこかに行ってしまう、
など、介護どころではなくなってしまう訳です。

でも介護をする人は、一生懸命ですから、
さらに注意をしたり、叱ったりしますよね。

そうすると、それは悪い感情の上にさらに悪い感情を
塗り重ねるようなものなので、どんどん悪くなっていきます。

認知症の人からしたら、やな人、怖い人、
私のことをいじめる人になってしまう訳です。
これが介護する人に介護疲れが溜まり、
関係が悪化していくパターンでもあります。

いかがでしょうか。
思い当たるふしがありましたか。

思い当たるところがありましたら、
今日から変えていきましょう。

次に、この感情残像は、良い感情も残せることを
ご説明します。
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認知症の人には良い感情も残ります

そんな感情残像ですが
悪い感情だけが残るわけではありません。

そうなんです。ここが良い介護へのヒントです。
認知症の人の感情は良い感情も残っていきます。

・顔を合わせる度に、ニコニコと笑顔で接してくれる人
・優しく、自分のペースに合わせてくれる人
・自分を責めない人

このような介護を続けていたら認知症の人は、

「この人は自分を認めてくれる人だ」
「この人といると安心する」
「とても優しい人」
「私のことを大事にしてくれる」

このような気持ちが積み重なっていきます。
もしかしたら、あなたの事を忘れてしまうかも知れません。

でも感情では「この人は味方」として判断される
ようになるのです。

こうなると今までの言い争いが中心の介護から
だいぶ変わりますよ。

とても穏やかで心が通う関係を作ることが出来ます。
では、どのようにすれば良い感情を
持ってもらえるのでしょう?

ここで代表的な対応をご紹介します。

1褒める

まずは褒めて見ましょう。どんな小さなことでも良いです。
褒められることで、私のことを認めてくれるという感情が
生まれます。
その際に否定語は使わないように心がけます。
否定語から悪い感情を引き出すことを防ぎましょう。

2気持ちを受け止める

認知症の人に何か出来ないことがあっても、
責めるのはナシです。
「大丈夫よ。」と言いながらでも、
相手の気持ちを受け止めるようにしましょう。

3共感する

何か共通で出来ることをやってみましょう。
一緒に楽しめることを見つけてください。
歌を歌うのはすごい良いですよ。

4演技する

認知症の人の世界に合わせて演技をしてみましょう。
子供の頃の話や仕事をしていた時の話など、
認知症の人が安心して話せることを、
一緒に話してみましょう。

この4つの事を頭に入れて、
本人の言うことを受け入れ、いつも穏やかに接していれば、
認知症のひとは介護者に良い感情抱きます。

良い感情がある中で関係が作られていけば、
トラブルは起きにくくなりますので、
介護者の負担はぐっと軽くなります。

嫌がられたり、口を聞かなかったりと、
そんな関係とは雲泥の差です。

まとめ

いかがでしょうか?
認知症の人に残る感情は、良くもなるし悪くもなります。
それは周りにいる人との関係で大きく変わるのです。

同じ介護の時間を過ごすのなら、
笑顔や幸せそうにしている方の介護をするのが、
やりがいもあるし、楽ですよね。

相手に良い感情を残していくことが認知症の症状を減らし、
介護の負担を軽くするコツなのです。

あなたが介護者なら、是非ともご自身のためにも、
良い感情を残す介護を心がけてください。

きっと介護への負担が変わってきますよ。

以上、
認知症の人の気持ち、あなたへの感情は残ります、でした。

【追伸】

紹介した認知症の症状へのリンクです。
こちらも合わせて、お読みになることをお薦めします。

我が強くなってしまう

悪い感情が残っていく

【追伸その2】

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